【番外編】へりぽーとに来たとある依頼

【挨拶】

みなさんどうもこんばんは。担当のRです。 どうやら最近自分が担当したリレーブログを見てすごくほめて くださった方がいらしたようで…。とっても嬉しかったです。 その分たくさん精進してまいります。ありがとうございます。

さて今回はへりぽーとに「あるご依頼」 が来た時のことを共有させていただきます。 少しだけお付き合いください。

【依頼内容】

　「地域の方の携帯の契約のお手伝いをしてほしい」

と、よりみち広場を空けているとある日こんな依頼が。

依頼主さんと同じアンドロイドを使っている二人のメンバーでDo comoショップに行ってきました。

　なるほど、 機器が苦手な地域の方が無駄な通信費を出費しないために機器に強 い世代の我々が派遣されたのだな、と思い、 その方は何を大事にされているのだろう、と当日聞き込みを開始しました。

　すると、 すでにお気に入りのガラケーを持っていて通話はこっちで大丈夫で、 いままで撮ってきた写真、電話、 ツムツムのデータを残してくれればなんでもいい、とのこと。

要約するとどうやらこういうことのようでした。

1. 長年ためてきた写真をそのまま保存したい
2. 携帯が壊れているが(先方に電話が聞こえない) 買い替える勇気がないからとにかくいてほしかった

3. 高級品で壊すのが怖いから、外に行くとき用の携帯が欲しい

4. 良い環境でツムツムがしたい

最初は？が頭の中でいっぱいでしたが(特に3番)、 話をしていくうちに、「あぁなるほど、自分が思っている「携帯」 とその地域の方が思っている「携帯」 は同じようで別のものなんだな」と気づきました。

【気づいたこと】

　いままで自分は携帯が身近にある分、「 いかに自分に合ったものを買うか」「いかに安くすませるか」 という点を重要視して「日用品の一つ」 として携帯を購入していました。

しかしその方は最新のスマホを使っているといういわゆる「 ブランド」の部分を求めているようで。

言ってしまえば、 周囲の皆さんにすごいスマホを持っていることを知らせることがその方にとって最 重要で、

「5Gのスマホ」がブランドバッグや宝石などと同じようなものである、ということみたいでした。

　正直最新機種を持っていたとしても機能をすべて使うのは難しいだ ろう、とか容量に関して言えば様々な手段があるんだけどな... など様々考えましたが

　それがその方にとって一番欲しいもので、 今後の人生の生きがいにもなりえて、一番その方のためになりそうだ、ということを気づき、 最終的にはそのスマホの購入を勧めることにしました。

　まったく違う経済圏に住む方の買い物を見て、

経済学を学んでいる大学生としては「人が求めているものを提供する代わりにお金をもらうのがお仕事で、そこを理解し、共感したうえで一番良いものを人々に提供していく人になりたい」 と思いましたし、

ボランティアのR君としては「やっぱ人によって価値観が違うから決めつけたらダメだし、面白いなぁ...」と、色々含蓄に富む１日となりました。

【結末】

　そしてすべての設定が完了すると、 実質何もできていないにも関わらず何度も何度もお礼を言ってくれ、 断ったのですが決して少なくない謝礼を僕たちに渡して、そのあとに「 買い替えて初めての写真は君たちがいい！」

とDocomoショップを背景に写真をとって終了し、 満足そうに帰って行かれました。

「おばあちゃんと孫か！！」と思いましたが、 喜んでくれているようで自分たちもうれしくなりました。

長くなりましたが、以上になります。

最近地球が寒くするのを忘れていたように暖かかったですが、どんどん思い出したように寒くなってきています。

地球もおそらくコロナで忙しいと思われるので笑

どうかご自愛くださいますようよろしくお願いいたします。

ではまた。